畑中宏之(はたなかひろゆき)

コラム

その5

行政経験が無いのはプラスにできます!

私は議員経験も、市の管理職経験もありません。なので一部からは「畑中がトップではダメだ」と言われます。

本当に、そうでしょうか?
トップに行政経験が無い事例は全国に多々あり、また、その方が改革が進む例が多いのも事実です。事務的な市政運営を今後もメインにするのであれば行政経験は必要ですが、トップがトップ本来の仕事をする上での行政経験は、実はそれほど重要ではありません。
すでに市役所の体制は高度な水準にあり、行政経験が豊富で有能な人材も多く揃っています。つまりは誰がトップになっても一定レベルの市政運営は維持される現状です。

では、トップ本来の仕事とは、どんな事でしょう?十和田市の場合に明確なのは「消滅可能性自治体からの脱却」です。全国の中でも青森県は十和田市を含め、多くの自治体が人口戦略会議において「消滅可能性自治体」に認定されています。すでに十和田市の人口衰退は激しく、待ったなしの取り組みが必要なのです。

2000年の市の人口は69,000人でしたが、2024年現在は57,000人、25年後の2050年は4万人以下になるとも言われており、しかもその多くは高齢者となる見込みです。とても恐ろしい数字です。

トップはこの現状を深く認識して格段の緊張感を持たなければならず、一刻も早く市の魅力を高める市政をスタートさせなければなりません。そして、より多くの移住者を募ったり、安心できる子育て環境を整えなければなりません。

すでに人口維持政策は、かなり困難なレベルに達していますが、今の、将来の、十和田市に本当に何が必要かを判断して、とにかく実行するしかありません。

結果として行政経験が無い事も真摯に自覚し、昔からの慣習や人間関係のしがらみにとらわれない、一途で正しい市政運営を目指すべきだと覚悟しています。
今回は以上です。

畑中は将来のビジョンとして「3世代が楽しく暮らせる十和田市」を本気で目指します。

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今後の参考にさせて頂きます。