畑中宏之(はたなかひろゆき)

コラム

その6

大切な農業を、もっと真剣に考えたい!

にんにく生産量の全国1位は十和田市なのに、「田子」が一番有名なのは悔しくないですか?

私はとても悔しいです...
にんにく以外にも、ごぼう、長いも、ネギなどもトップクラスなのに、思ったほど評価されていないと感じます。なぜでしょうか?それは多くは発信力の問題だと思います。強く発信する事でブランド力を高め、価値を高めれば価格も上がり、生産者はより良い生活環境を整える事ができます。そうする事で、さらに品質の高い農産物を作る好循環が生まれるのです。

発信力は私が得意とするところです。15年間のバラ焼きゼミナールの活動で得た経験や実績で全国に、世界に、発信します。十和田市の生産者が大事に育てた高品質な農産物を、広く発信できることにワクワクを感じます。 大切な農業を、もっと真剣に考えたい!1 しかし農業には、別にも大きな問題があります。人手不足や後継者問題、温暖化による異常気象などです。これらによる食糧不足は全国的な問題ですが、十和田市の農業にも大きく直結します。

その解決策の一つとして、皆さんは菌根菌(きんこんきん)って知っていますか?稲作においてはマイコス米とも呼ばれ、自然災害に強い話題の農法です。
水田ではなく畑作のように乾田で稲作が可能で、作業自体や日々の管理が軽減できるのも大きな特徴です。それにより収穫原価も従来の半額以下になるとされ、円安も含めて海外への輸出も期待できるようになります。

菌根菌は将来の人手不足や食糧危機に貢献し、結果的に農業は稼げる魅力的な産業になる可能性を秘めています。この農法への取り組みは、すでに全国で始まっています。十和田市でも、いち早く官民一体で取り組むべきだと考えます。

一例として提案しましたが農業問題は、とても難しい問題であることは間違いありません。しかし、いずれにしても何かの策が無ければ将来の農業は間違いなく衰退します。十和田市の農業は特に大事な基幹産業ですので、何にも増して行政が後押ししなければなりません。皆さんで一緒に考えましょう。
今回は以上です。

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今後の参考にさせて頂きます。